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London研究日誌

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2008年 04月 24日

鳥の声と衣替え

ロンドンもようやく暖かくなってきた。週末の最高気温は18~9度予想。先週ぐらいから、早朝に鳥の鳴き声がよく聞こえるようになっている。春を感じさせる一瞬。フラットの斜め前にある八重桜が満開なので、そこに集まってきているのだろうか。

鳥と言えば、我が家の周りにはカモメが良く飛来する。海から遠く離れたロンドンでなぜ、と思うが、なんでもテムズ川はロンドンのあたりまで海水があがってきており、そのため川の水が黒く濁っているらしい。テムズに海水があるので海にすむ小動物も生息し、カモメもやってくるという図式なんだろう。ちなみに、我が家はテムズ川から徒歩10分程度。もしや「海」に近いとも言えるのかもしれない。

いずれにせよロンドンもやっと春らしくなり、厚手のコートから解放されそうで嬉しい。

さて、そろそろ冬物をしまう季節。冬物と言えば、長年愛用しているゼニアの皮コートが壊れかけているようだ。先日着ようと袖を通したら、どこからともなく金属の部品?がぽろりと落ちてきた。これで二度目。一度目は部品のあるべき所を特定して元に戻したが、今回はどこの部品かは不明。どこから降ってきたんだろう。あと、裏地もすり切れてきたし。。。そろそろ引退かなあ。でも、これはもっと長持ちして欲しい。なんせ思い出したくないぐらい高価だったから。

もう一つ、10年以上前にロンドンに住んでいたときに購入した、ちょっと思い出のあるコートが本当によれよれになってしまった。これまでも、何度か廃棄しようかと検討しては踏みとどまっていたのだが、今年で引退させようと思う。ちょっと寂しいのだが。

ところで、私の手持ちの冬物を見ると、日本ではよく使っていたがこちらではほとんど使わないものがある。その最たるものが厚手のインナー。用語が正しいのかどうか分からないが、要は厚手の(例えばウールの)シャツやセーター。あと、トレーナーも。

これは、建物内の気温の差によると思われる。日本では、家でも職場でも冬は比較的寒く、真冬はトレーナーなどを着て羽布団をしっかりかぶって寝ていたし、職場でも厚手のスーツがちょうど良かった。それに対して欧州では、セントラルヒーティングが発達しているせいか、真冬で雪が降っていても、すきま風が入ってくる私のフラットですらTシャツ・短パンで過ごせるし、職場でも真冬に暑すぎて窓を開けることもしばしば。

したがって欧州にいると、しっかりとした厚手のコートが必須で、コート内の厚着はそれほどしなくても良い。あ、もっとも一日外出してたりすると、もちろんコート内もしっかり厚着が必要だが。それに対して日本では建物内の気温が比較的低めなので、少なくとも私は、それほど厚手ではないコートに、比較的厚手のインナーをしっかり着込む傾向にあったようだ。ということで、かなりの数の厚手のインナーは、この冬も使われないままにまたクローゼットの奥にしまわれる羽目に。来年は出さなくても良いかもな。

by kototora | 2008-04-24 16:45 | life in London


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