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London研究日誌

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2007年 02月 23日

ユヌス新党結成

Asahi.comより

 昨年のノーベル平和賞受賞者でグラミン銀行総裁のムハマド・ユヌス氏は22日、バングラデシュの次期総選挙に向けて新党「市民の力」を結成することを、国民に向けた公開書簡の形で正式に発表した。23日付の同国各紙が報じた。

 ユヌス氏は、300の全小選挙区に候補を擁立する方針を示している。村単位まで党組織をつくる方針で、とくに若者や女性に参加を呼びかけている。ユヌス氏は11日、新党結成の意欲を示す公開書簡を発表。国民に意見を求めていた。

 英字紙デイリー・スター(電子版)によると、ユヌス氏は22日の書簡で、賛同する多くの手紙や電子メールなどが寄せられたとして新党結成を表明。「団結と平和、実直さを重視する。貧困を博物館に送り(過去のものとし)、世俗的、民主的で汚職とは無縁な政治にする」とした。

 バングラデシュでは、1月22日に予定された総選挙を前に、与党バングラデシュ民族主義党と野党アワミ連盟の対立が激化。アハメド大統領が1月11日、非常事態宣言を出して、総選挙を延期した。政治的に中立な選挙管理内閣は現在、両党などの汚職政治家の捜査を優先しており、総選挙の日程は決まっていない。

 ユヌス氏は、候補者を選ぶため、選挙区や村単位の「準備チーム」の発足を呼びかけた。ただ、非常事態下で街頭での政治活動は認められておらず、どこまで組織づくりが進められるのか疑問視する見方もある。

by kototora | 2007-02-23 20:43 | life in Dhaka


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