2008年 06月 19日 ( 1 )


2008年 06月 19日

大学に勤務するということ

いま、家の賃貸契約の更新が2件同時に動いている。ロンドンで借りている物件と東京で貸している物件。それに、自分自身の不安定さも重なって妙に複雑。どこかで線引きをしなくてはならないのだが、なかなか難しい。来週早々には、そのうちの一部のある程度の方向性が見えるのではと少し期待しているものの、それにしても不確定な要素が多すぎ。唯一分かっているのは、私個人は相変わらず緊縮財政だと言うこと。

昨日の夕方同僚と話していて、如何に我々の待遇が酷いかという話になった。うちの大学は、大学としての知名度をさらに引き上げようと努力した結果(だと思われるが)、特にエントリーレベルのスタッフへの期待値だけが妙に大きくなってしまい、実態との乖離がひどい。具体的には、給料は非常に安いのにポストを得るための条件だけが妙に厳しくなってしまい、若手がなかなか集まらない状態になってしまっているようだ。また、すでに勤務している若手は、うちの大学で最下層のスタッフとして頑張るよりも、外に出るともっと上のポストでの就職が可能らしく、どんどん辞めて出ていってしまう。

したがって、妙に研究者の出入りが激しい。日本の大学だと研究者の流動性が少ないのが問題になっていたような気がするが、私の勤務先では逆にあまりにturn overが激しいので、今後、研究や教育の一貫性が問題になるのではと思っている。

私の周りでも、ほぼ毎月のように誰かが辞めては新しい人が入ってきているし、優秀なPhDの学生さんが大学に残るよう言われているにもかかわらず、躊躇しているケースも見受けられる。まあ、私のような下っ端スタッフが苦労している様を見てしまうと、ここの残るのをためらう気持ちもわからんでもないし、ambitiousな人だったら、わざわざ低いポストで修行するよりも、最初から良い役職を狙うのも当然と言えば当然。

かく言う私も、2年間じっと我慢して丁稚奉公をしてきたが、このままで良いのかと思い始めている。この先のあては全くないものの、将来を見越して少し動き出す時期になってきたのかなとも思う。とはいえ、一応はあと1年ちょっとは契約が残っている「はず」なので、そこまではここにいる予定ではあるが、人生何があるかは分からない。契約を打ち切られる恐れも無いとは言えないし、自分から打ち切る可能性も無いわけではない。心の準備はもちろんのこと、物理的な準備をそろそろ始める時期かも。

あぁ、とはいえ結果が出せていない。この2年間で結果を発表し損なった研究が2つ、発表直前で、諸般の理由で足踏みしている研究が3つもある。なんとかならんのか。。。
[PR]

by kototora | 2008-06-19 15:32 | miscellaneous