London研究日誌

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2005年 12月 14日 ( 1 )


2005年 12月 14日

証人喚問

今日は昨今問題になっているマンションの耐震強度偽装問題の証人喚問が行われた模様。詳細は仕事中なので不明だが、おそらくははっきりしたことは何も分からなかったのではないかと思う。いつものように。

悪い人、ずるがしこい人はいろんな手を使って法の網の目をすり抜け、巧妙にかつ大胆に金儲けをし、何か問題が発生したらまた巧妙にかつ大胆に自身と自身の財産の保全を行う。彼らは堂々と、私は知らない関与していないと言いつつ、立場の弱い犠牲者を仕立て上げて自らの責任から逃れようとし、さらに会社を倒産させたり資産を動かしたりして、自らの資産と立場を確保する。しかもかなりの部分は合法的に。昔から行われてきたことがまた再現されているように思える。

こうやってみると、私のようにふつうの団体や企業に勤めて、あくせく地道に働いている人から見ると実に不平等な世界のように思える。お金持ちになるなら、ずるいことをして悪いことをしてもよいのか。もちろん、正当に稼いでお金持ちになっている人もいっぱいいるとは思うが、今回の事例で本当に悪い人たちが結局は裁かれないのではないかと危惧するにつれ、悪いことをしてでもお金持ちになることが正当化される危険性も孕んでいるように思える。

また、本当の被害者は偽装マンションの住民の方々だと繰り返し報道されている。もちろんその通りだと思う。しかしモノを購入するということは、それなりのリスクがある。たとえば、良いと思って買った靴が、いつまでたっても靴擦れをして、結局履かなくなってしまうことがある。これは誰の責任でもなく、モノを購入するときのリスクである。靴擦れするかもしれないし、手抜き工事の家で苦労するかもしれない。そのようなリスクを背負ってでも買って良いと思えるモノを買っているのではないか。また、これら偽装マンションは周りの物件に比べて割安であったと聞く。このことを認識しているのであれば、通常よりもさらにリスクが高いモノを、あえてそれを承知のうえで購入したことに他ならないように思う。

もちろん、数千円の靴を買ったわけではなく、数千万円のマンションを購入したリスクが現実化したので、住民の方々の心中は容易に想像できる。本当に気の毒である。悲観的な見方かもしれないが、かなりの部分をご自身で負担しなくてはならないのではないかと思われる。重ねて本当に気の毒に思う。

しかしながら、いくら悪い人たちが裁かれても、いくら行政がサポートしても、自らのリスクは自らで処理しなくてはならないことも事実である。1,2週間前に、マンションの住民の方が、行政に対して何故住民を守ってくれないのかと食ってかかっていた報道を見た。これは明らかにやりすぎではないかと感じた。自らのリスクを承知して購入していることを認識しているなら、あのような態度にはならなかったのではないかと思われる。もっとも、自分が同じ立場になったときに、今のように冷静にいられるかどうかは不明である。もっともっと、みっともなく慌てふためき、いろんなところに食ってかかるのかもしれない。

さらに、偽装マンション周辺の住民の方々や、そもそもいわゆる姉歯物件以外のマンションの住民の方々にとっても、今回の騒動は大きな問題となっていると思われる。偽装マンションのすぐ近くに住んでいると分かったら、いかに居心地が悪く感じられることか容易に想像できる。また、昔から手抜きはどの世界にも存在しており、建築の世界の手抜き工事はその最も顕著な例と思われる。私もささやかな不動産とそれに伴う多額の借金を抱えているが、私の家が手抜き工事でなかったと祈るしかない。私の家の周りに手抜き物件が建たないことを祈るしかない。我々素人かつ弱者にはそれしかできないのが現状である。

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と、まじめに厳しいことを書いてしまった。やばいかなあ。やばそうだったら速攻で削除すると思います。でも、なんだか腹立たしい事件なのでついつい。。。次回からはいつものお気楽日記に戻ります~
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by kototora | 2005-12-14 18:03 | life in Japan