2004年 10月 26日 ( 2 )


2004年 10月 26日

熾烈なポスト争奪戦

この夏以降、私の所属している某国際機関の某部署は激動に見舞われています。まず、部署の親分である「部長」が夏のある日突然「消え」ました。実際、前の週までは一緒に普通に働いていたのですが、翌週になったら突然、何の前触れも無く去っていきました。それまで使っていた部屋も週末に来て片付けたとみえ、私物はすっかりなくなっていました。なんと、腹心の部下たちにも何も知らせずに。あとでセクハラで辞めさせられたとか、政治的な駆け引きに負けて去って行ったとかいろんな噂が流れましたが、真相はまさに闇の中です。

で、その後次の「部長」がきまるまでのしばらくの間、部長不在のまま我々は日々の業務をこなしているのですが、今度は部長より一つ下のチームリーダー(日本風に言うと課長?)達の間でなにやら不穏な動き。皆さん人間的にも仕事上でもとっても良い人たちで、私も一緒に働いていてとても気持ちの良いチームだったのですが、リーダー達が何かあるたびに衝突するようになってきました。

どうやら、現在空席の「部長」の椅子をめぐって、チームリーダー同士で様々なアピール、水面下の駆け引きや足の引っ張り合い、等々を繰り広げているらしいのです。彼らにとってみると部長に昇進する千載一遇のチャンス。頑張りたくなるのも分かるのですが、もうちょっと穏やかに。。。と平和主義者の私は思います。

ちなみに、国際機関の空席の争奪戦は熾烈で、一つの空席に対して全世界から数百の応募があるそうです。しかも大学教授から軍人さん、さらにバーのマダムに至るまで多種多様な人が応募して来るそうで、選考にはものすごく時間がかかるのが普通です。だいたい半年はかかるんじゃないかと思います。とすると、あとしばらくはこの状態が続くのか。。。早くはっきりして、元の気持ちの良いチームに戻って欲しいと思います。

以前、国際機関に入る前に、ある人から「国際機関は魑魅魍魎の巣窟だから気をつけるように」というアドバイスをいただきましたが、まさにそれを体験している気分。怖いところなんですよ、国際機関って。
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by kototora | 2004-10-26 18:35 | work
2004年 10月 26日

「黄金の丘」を見た

フランス・ブルゴーニュのボーヌからディジョンにかけて広がる広大なブドウ畑が秋になると紅葉して金色に輝くことから、Cote d'Or(コート・ドール、黄金の丘)と呼ばれています。で、昨年わざわざ仕事を休んで行ってみたら、葉っぱが全部落ちた後の「うんこ色の丘」だったという苦い思い出(9月26日の日記参照ください)がありますので、いつかはリベンジ!と思っていました。

昨日日曜は予報どおり天気も良く、モンブランに登るかコートドールに行くか朝まで逡巡していたのですが、ネットで情報収集をしていたら、ディジョンの近くのNuits St. Georgesという村で、Fete du Vin Bourru(生ワイン祭り)というお祭りをしているのを発見しました。我が家の秋の味覚の定番Vin Bourruのお祭りだったら行くしかない!、ということでコートドールのドライブ&生ワイン祭りを楽しむことにしました。

b0020299_7152248.jpgジュネーブから車をとばすこと2時間半、ディジョンから30kmほど南下した小さな村Nuits St. Georgesに到着しました。なんだかお祭りと言うには寂しすぎるたたずまいに一抹の不安を胸に会場を探すと、村の公民館みたいなところにお祭りの看板が出ており、駐車場には車がいっぱい。ちょっとほっとして会場に入ってみました。

会場の入り口で3Euro払い(大人のみ、子供は無料)、写真のワイン試飲用のグラスを購入していよいよ会場に。室内に設けられた会場は、地上階と地下とに分かれてかなり広く、その中には近隣のシャトーで作られているワインやビールの試飲と販売、工芸品の販売、郷土料理の販売などの小さなブースがいっぱいで、なかなか楽しい雰囲気でした。ちなみに、このワイン試飲用のグラスはかなり可愛かったので、記念にそのまま持って帰りました。

b0020299_7264954.jpgさて、Fete du Vin Bourru(生ワイン祭り)というぐらいですから、いろんな生ワインを飲めるんだと思っていたのですが、ワインの試飲ブースは各シャトーや生産農家ごとに全部で20ぐらいあったのですが、生ワインの試飲・販売は一カ所だけでした。写真は生ワインが飲めたブースです。中央にブドウ搾り器があり、実際にブドウを搾って飲ませてくれましたので、子供達は搾りたてのブドウジュースを何杯もお代わりしました。その横で生ワインも試飲できたのですが、我が家の近くフェルネの酒屋さんで買う生ワインよりもずっとずっと発酵がすすんでおり、ずいぶんアルコールがきつい味でした。ちょっと残念。あと、ワインも一通り試飲しましたが、けっこう固い味のワインが多く、せっかく来たのだから美味しいワインがあったら買って帰ろうと思っていたのですが、残念ながら買って帰りたくなるほど美味しいワインには巡り会えませんでした。ちなみに、ワイン好きな方ならよくご存じだと思いますが、この村ってあの「ロマネ・コンティ」の近くなんですね。帰ってから知りました。でも、ロマネ村からの出品はありませんでしたねえ。これも残念。

とはいえ、いろんなワインを試飲してすっかり良い気分になりました。また、ワインと一緒にエスカルゴやキッシュ、サラダなどを買って立ち飲み、立ち食いしました。ういー。やっぱりフランスはなんでも美味しいですねえ。とっても美味しくいただきました。ごちそうさまでした。

さて、お祭りの会場から出て、いよいよ通称ワイン街道と言われるコートドールの中心を走るN74という道をボーヌまで南下することにしました。

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まさにコートドールの季節のワイン畑はこんな感じでした。想像していたような黄金一色という感じではなく、むしろ黄色、赤、緑がまざった複雑な色で、とっても綺麗でした。二年越しの悲願?だったコートドールが見れて大満足。こんな風景をしばし楽しんでから、ボーヌで高速に乗ってジュネーブに帰りました。さすがにちょっと酔っぱらいでしたので、帰りはスピードを抑えて帰りました。とはいえ、140km/h平均ぐらいでしたか。。。とばしすぎかも。

子供達は車に乗りっぱなしだしお酒関連だったのでちょっとつまらなかったかな?でも、君たちもあと10年もしたら、きっときゃあきゃあ言って飲むようになると思うよ。ま、美味しいジュースやエスカルゴも堪能できましたし、明るいうちに帰ってきましたので、子供達はそれからひとしきり庭で遊びました。良い日曜でした。
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by kototora | 2004-10-26 07:58 | gourmet & travel