2007年 11月 21日

イノベーション25

内閣府が今年春に発表した長期戦略指針「イノベーション25」を遅ればせながら読んだ。これからの日本にはイノベーション創出が大切とのこと。たしかにその通りかも。

でも、イノベーションの普及(Diffusion of innovation)も創出と同じぐらい大切だと思うのだが、そのことはこの指針ではあまり触れられていないように思った。創出されたイノベーションを社会に適応させ、普及させることで次のイノベーションの創出につながると思うのだが。

このイノベーションの普及という点では、日本はどうなんだろう。新しいモノ好きな国民性もあり、一般消費財の「新しいモノ」の普及はそれなりに早いし幅広いと思う。しかし、新薬の普及など分野によっては法規制や業界の圧力が強く、諸外国に比べてイノベーションの普及が遅れている分野もあるように思う。このようなイノベーションの普及に、果たしてこの指針で述べられた方策で対応できるのか疑問だ。

また、イノベーションは新技術や新薬の開発だけではなく、プロセスや制度のイノベーションもある。新しい法律や制度の整備もイノベーションと捉えることが出来るが、この指針ではプロセスや制度のイノベーションはあまり対象になっていないと感じた。おそらく、「新しいモノ作り」を念頭に作られたんだろうなと思われる。それはそれでよいのかもしれないが、なんとなく片手落ちのような印象が否めない。なお、これらのイノベーションの普及は、モノのイノベーションよりも日本では遅れている部分が散見されるように思うので、政府としてもっとてこ入れすべき分野のように思えるのだが。。。
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by kototora | 2007-11-21 11:39 | work


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