2007年 09月 28日

StartMac #23 互換性とMac

MacBookを使うようになって、私にとっての一番の関心でありチャレンジでもあったのが、どうデータを共有するかという点です。

パソコンは個人で使うものですが、そこで作られたり使われたデータや文書は他の人との共有することも多いのが現状です。PCで使われているデータは、共有という視点から大きく以下の二つのタイプに類別できると思います。

ソフトウエア非依存型(html、text、PDF、jpeg、mp3、flvなど)
ソフトウエア依存型(Word、Excel、SPSSなど)

趣味でパソコンを利用されている方は、ソフトウエア非依存型データを多く利用されていると思います。私の仕事以外のファイルはほぼこれらで占められています。このソフトウエア非依存型データは対応ソフトがさまざまに存在しているため、MacであろうとWinであろうとほぼ利用できます。したがって、共有には問題ないと思います。

それに対して、ソフトウエア依存型データは、データ共有の問題が発生します。たとえばOffice関連ソフトでは異なったタイプのOffice Suite(MS Office、iWork、OpenOfficeなど)が発売されていますし、同じOSで動く同じ製品でも異なったバージョンが存在します。昔はこれら製品の互換性はお世辞にもよいとは言えずにいろいろと苦労したものですが、ソフトベンダー各社はかなり工夫をしているようで、今日、各製品間の互換性が非常に高くなってきていると思います。

しかしながら、まだまだ問題はあります。たとえば同じマイクロソフトの製品であるにもかかわらず、Word2007で作成した文書はWord2003およびWord2004 for Macでは普通に保存したら開けません(97-2003向けに保存すると大丈夫)。また互換性があるとはいえ、細かい図表のレイアウトが崩れたりすることが同じOfficeのバージョン間で見られますので、完全に互換しているとはいえないのが現状だと思います。

私のパソコン利用のだいたい8割はビジネスユースであり、ソフトウエア依存型データを多用しています。また、職場と自宅とで複数のPCを利用することが多く(職場のデスクトップ、自宅PC、モバイルPCなど)、このような場合、互換性の問題からWindowsからMacに乗り換えることは大きなチャレンジです。果たしてこれまでWindowsで(あるいはMacで)作成した文書やデータが今後も使い続けられるのか。実際にやってみないとわかりません。さらに、多くのソフトウエアはWin版とMac版を別々に購入しなくてはならないので、コストもかかります。

ちなみに、互換性の問題は製品シェアに大きく依存しており、Macが大多数の環境ではMac系のソフトウエアがスタンダードになると思います。私の現在の職場は残念ながらWindowsがほぼ全てを占めていますので、MacユーザはWinとの共有を常に意識しなくてはなりません。それに対して、私が以前短期間ですが在籍していた米国のStanford大学では、そういえばMacが標準でした。さすがAppleのお膝元ですね。Stanfordにそのままいたら、もっと早くMacに移行していたかもしれません。

このような互換性の問題を、実に見事に打ち砕いてくれたのが、BootCampだと思います。Macを購入したけどデータ共有のためにWinも使わなくてならない場合、BootCampでMac-Winを切り替えれば良いのは素晴らしい発想だと思います。

「Macかあ。格好よいけど、使ったことないしなあ。。。えっ、MacでWindows使えるの!?」

という会話を同僚の何人かと交わしました。私の周りの多くの人がMacに興味津々、でも互換性の問題で使うのをためらっているのが現状だと思います。もちろん、これまでもemulateソフトウエアが存在していましたが、重すぎ遅すぎでお世辞にも実用レベルとは言えなかったと思います(おそらく)。WindowsユーザがMacを購入対象として考えるさいに、BootCampの存在は大きく貢献していると思います。

私は、BootCampを最大限活用することで、Macに触れることができましたが、互換性の問題から、このモニター期間中はMacOSにはあまり触れませんでした。この先MacOSを使い、Mac版の各種ソフトを使うようになるかどうかは分かりません。ゆっくり様子を見たいと思います。あ、でもMacBookを使い続けられるかどうかはまだ分からないんですね。。。
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by kototora | 2007-09-28 16:42 | StartMac


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