2007年 01月 10日

行列と発展途上国

唐突ですが、途上国を訪れると「途上国らしさ」を肌で実感しますよね。しませんか?

私にとって、途上国の最初の洗礼は空港のimmigrationの長蛇の列です。なんでこんなに時間がかかるのかと疑問になるぐらいimmigrationの担当官がひたすらパスポートとにらめっこ。この列に並んで辛抱強く順番を待ちながら、最初の途上国らしさを実感します。ちなみに、この待ち時間は経済発展に比例して短くなる傾向にあるような気がします。これ、開発指標にならないかなあ。。。はは、無理ですね。

ところで、ダッカ空港のimmigrationでしばしば目に付くことなんですが、辛抱強く長蛇の列に並んでいると、どこからともなく空港係員に連れられた人がやってきて、横入りすることが多々あります。あれ、なんなんだろ。異様にむかつくんですが、空港係員もイミグレの担当者も当然のように横入りしてきた人を優先して手続きをしています。別に政府高官っぽい人というわけではなく、普通の家族連れとかも横入りすることがあり、不思議です。ま、これも途上国らしい一端かもしれません。

また、係員による横入りではなく、並んでいるときにじりじりと追い越そうとされることもあります。これ、バングラデシュばかりではなく、そういえばインドでも経験あるかも。南アジア特有のメンタリティなのか?よく分かりませんが、行列が長いことと、横入りが横行していることは、途上国らしさを感じる部分だと思います。

行列といえば、昨日ダッカ空港のゲートでロンドン行きの搭乗待ちをしていたのですが、出発時間の40分近く前に、ロンドン行きの方は早めにゲートに行くようにアナウンスがあったとき、何を勘違いしたのか同じく搭乗待ちをしていた若者数人が立ち上がって飛行機に向かうドアの前に立ちました。

あーあ、間違えてるよと思った瞬間に、私の周りの人たちも一斉に立ち上がってドアに殺到し、いきなり長蛇の列ができました。

あまりのことに呆然。

それまで私の周りには、座る場所を求めてわいわいがやがや人の群れがいたのに、いまや席に座っているのは私を含めて数人のみ。たまたま近くにいた白人の初老の男性も席に座ったままで呆然と列を見ていたところで目があって、二人で肩をすくめて苦笑い。

そんな早く並んでも搭乗できないのに、と思って静観していたら、案の定それからたっぷり20分はなにも起こらず、ただただ立って並ぶ人たち。。。英語があまりできないのかもしれませんし、飛行機に慣れない人が多かったのかもしれませんが、どう見ても英語nativeの白人の方々も我先にとドアに向かって突進したのはなぜだったんだろう。謎だ。

ちなみに、20分後にドアが開いた瞬間に行列が崩れ、ドアの前にこんもり人の群れができてしまったのも途上国らしさを実感しました。私は手荷物が少なかったので慌てず、混乱が終わったころにゆっくり搭乗しました。
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by kototora | 2007-01-10 12:32 | gourmet & travel


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