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London研究日誌

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2006年 10月 18日

アラビア語の会議

昨日は、修士課程のコースでちょっと面白そうな授業を聴講してみました。これがまた、すごかった。Statistics and Econometric(統計と計量経済学)の授業だったんですが、さっぱり分かんない。

いちおうeconomistのはしくれなので、なんとかついていけると思っていたものの、異様に複雑な数式がびしびし出てきてパニックしているうちにどんどん先に進む。。。内容はT-testとか統計の基本を数学的に解説するというものだったので、本来は分かっていなくてはいけないはず。でも、StataとかSPSSが出してくれた結果だけを使うのにすっかり慣れていたので、分かんない部分が山盛り。

しかも、econometricsでありがちな、「XXXX=0と仮定する」、とどうなるみたいな議論と数式が延々続くので、なんだかだまされた気分だし、どこかでつまずくとどんどん混乱していく。あぁ、そーいえばこんなのだったなあ、大嫌いだったなあと思い出してました。

はあ。勉強し直し決定。早速テキストを買ってきました。

ところで、この授業があんまり分かんないので呆然としていたら、国際公務員時代に参加した会議を思い出しました。

エジプト・カイロで開催されたとある国際会議に招待されて参加したときに、基本は英語の会議だったので普通に参加できていたのですが、とある参加者が英語もフランス語もダメで、彼の発言は全てアラビア語。アラビア語は国連公用語だし、参加者のほとんどが中東地域からだったので、私とあと少数の西欧・アジアからの参加者以外は皆さんアラビア語が堪能。

ということで、アラビア語の彼の発言のあとで、いきなりアラビア語で議論がスタートしてしまい、私は真っ白に。途中で非アラビア語圏の参加者の存在に気付いた司会者が通訳してくれたのですが、それまでの数分間は何もできずにただ座って「言葉」ではなく「音」として聞くしかない状況でした。

昨日の授業はそんな感じだったなあ。さすがに英語での授業だったのですが、ほとんど「音」のようだった。やばいやばい。しかも、まわりの修士課程の若者達はみーんな分かっている様子。当たり前か。。。はは。

頑張りまーす。

by kototora | 2006-10-18 13:53 | life in London


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