2006年 04月 18日
ジュネーブから一気に移動して、フランス南西部Eugénie les Bainsに到着するまでを前回書きましたので、今回は三つ星レストランMichel Guérard(ミシェル・ゲラール)の感想を。 我々の宿泊したLa Maision Roseから綺麗なお庭を歩き、写真のような温泉施療院の回廊を抜けてレストランMichel Guérardに向かいました。 レストランMichel Guérardは白亜の豪邸の一階にありました。正面がレストラン入り口。 まずはレストラン入り口脇の回廊?のソファでアペリティフを飲みながらメニューの検討。実は、事前にこのレストランになんと5回も通っていらっしゃる日本人の方のhpを拝見し、お勧め料理などをチェック済みでした。 ちなみに、Michel Guérardで有名なのが、Cuisine Minceur(キュイジーヌ・マンスール)と呼ばれる痩身料理。ま、いわゆるダイエット食でしょう。で、予約のさいにこのCuisine Minceurにしようかと思ったのですが、上記のサイトで美味しいパンがなく、ややがっかりといった報告を読んだので、その対局にあるCuisine Gourmandeでグルメ三昧をすることに。 ということで、美味しいアミューズをつまみつつ、アルマニャックとカシスのアペリティフ(美味)を飲みながらメニューの検討。ちなみに、もう一つ頼んだモモのリキュールを入れたシャンパンカクテルはいまいち。数年前にプロバンスとコートダジュールで飲んだほうが何倍も美味しかった。で、オマールのサラダとバール(すずき)の155Euroのコースメニューを女性陣が、焼きオマールと鳩の180Euroのコースメニューを私が頼みました。子供達は牛肉のソテーの子供メニュー。ワインとデザートもここで注文するとのことで、ワインは上記サイトのおすすめのゲラールのハウスワインChateau de Bachenにし、デザートはミルフィーユとパン・ペルデュという上記サイトおすすめデザートに。なんかよその方のサイトの情報に頼りまくって注文してしまった。 注文も全て終わり、ほどなくしてメインダイニングに。メインダイニングはさすがにきらびやか。でも、この夜は超閑散としており、お客は我々を入れても数組のみ。ということで、子供達が多少わいわいしても大丈夫な無礼講の状態でした。 席について美味しいと評判のパンとワインをお味見。。。あれ?パンは田舎風の自家製パンながら、あまり美味しいとは思えない。ワインも、酸味とアルコール度がきつく、香りがほとんどない。良く言えばすっきり、悪くいえば味気ないワイン。ちょっとがっかりしたものの、アミューズと前菜の美味しさに感動。特にオマールエビのサラダは絶品。 で、お口直しのシャーベットあたりでお腹いっぱい。長旅の疲れで酔いも回る。さらにエステ効果で(おそらく)お酒の吸収がよくなってしまった結果、妻Mが半ばリタイヤ。しばしトイレに籠もる羽目に。私もYさんも超お腹いっぱいの状態でメインが運ばれてきました。 そうそう、その前にお口直しのシャーベットが非常にユニーク。フラ語の説明の一部は不明だったものの、我々3人の理解では「タバコの葉の入った」シャーベット。たしかに、タバコの味がかすかにする。タバコ嫌いの三人にはちょっと?な味。たしかに口の中はすっきりするものの、タバコの味がかすかに残ってやな感じ。アヌシーの我が家にとっては最悪の三つ星レストランをちょっと思い出しました。 お腹いっぱいで酔っぱらいの我々にはメインの重さがずっしりとこたえました。女性陣の頼んだ写真のバール(スズキ)はオーソドックスなお魚料理。白菜などの野菜が添えられた優しい味だったのですが、それすら完食できそうにない。ましてや私の頼んだリードヴォーやフォアグラの入った鳩なんて、とんでもございませんって感じ。ということで、食べられるだけは食べたのですが、半分以上を残す羽目に。やっぱりコースは量が多いなあ。何度もこの経験をしているはずなのに、コースの方がコストパフォーマンスが高いのでついつい。。。Michel Guérardさん、すみませんでした。次回からは身の程をわきまえてアラカルトにします。 ということで、メインの大半を残してしまったうえに、まだデザートが出てくる。絶対に入らないだろうなと思いつつ、ミルフィーユを一口食べると、あまりの美味しさに絶句。パイ皮がぱりぱりでバターの味が絶妙。こんな美味しいミルフィーユは初めてかも。思わず、お腹いっぱいのはずなのに食べ進む。一度はリタイヤした妻も、なんとか復活してミルフィーユの美味しさを味わうことができました。なお、パン・ペルデュというお菓子はなんか不思議なものでした。食感も味も。特に。。。おすすめではないかも。 プチフールも絶対入らないと思いつつ、上記サイトでお代わりまでしたという評判のカヌレを食べてみる。これが、まあ超美味。これまでのカヌレの常識をくつがえすものでした。というのが、私が食べたことのあるカヌレって砂糖と洋酒でべたべたになったような重いお菓子だったのですが、こちらのカヌレは表面はやや硬いものの中はしっとり。ふっくらあっさりした美味しい焼き菓子でした。 ということで、食後のコーヒーはプール台のある奥のシッティングルームに移動し、さらにカヌレをお代わりしちゃいました。食事の後半は眠くてぶーぶー言っていた子供達もプール台でしばし遊んで元気回復。我々もコーヒーとすっとするハーブティでなんとか元気を回復してカヌレのお代わりを堪能し、長い長い夕食を終えました。 Les Prés d'Eugénie - Michel Guérard
by kototora
| 2006-04-18 23:13
| gourmet & travel
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