London研究日誌

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2006年 01月 10日

ロンドンでミュージカル&バレエ三昧

昨年末のロンドンの滞在4日間でミュージカル二本ととバレエ一本を観ましたのでその感想です。これから観ようと思っている方々には、参考になるかもしれませんが、余計な先入観を植え付ける恐れありです。その点ご注意を。

Billy Elliot:映画とは別のものだと思えば悪くはないが。。。

映画Billy Elliotのミュージカル版で雑誌Time Outなどで絶賛されていましたし、もともと私はこの映画が大好きで何度も観たのでそれなりに期待していたのですが、結論から言うとあぁ残念って感じ。ストーリーは映画にかなり忠実だったのですが、全体の印象は全くの別物でした。

というのが、個人的にはこの映画の良さは70年代、80年代の枯れた雰囲気とそれにマッチしたThe JamやT. Rexの音楽によるところが大きいと思っていたのが、映画の音楽がいっさい使われていなかった!ちなみに、ミュージカルの音楽はすべてエルトン・ジョンによるもので、別に悪くはないのだがすべてがエルトン・ジョンらしい音になってしまっていたので魅力大幅ダウンって感じ。もひとつちなみに、俳優たちも頑張っていたが、映画版と比較しちゃうとその魅力はかなりダウンしている感じが否めませんでした。

あと、不可解な演出がいくつか。たとえば映画版の見せ場の一つ、The JamのA Town Called Maliceに合わせて主人公ビリーがタップで踊りまくるシーンは、ミュージカルでは非常に大げさな音楽とともに、なぜかビリーが宙づりにされてしかもぐるんぐるん回されていた。なぜ??何故吊して回す???など言いたいことがけっこういっぱい。ちなみに、ゲイ的な要素はうまく笑いにくるんで隠したって感じ。なんかねー、映画でもちょっと感じたんですが、個人的には同性愛的要素がなければもっと純粋に楽しめたと思ったのにぃ。。。ま、人間っていろいろとあるもんなんでしょうね。

ということで、映画とは全く別の作品として観ればそれなりに楽しいが、映画Billy Elliotのファンにはあまりお勧めできないかも。

Mary Poppins:子供も大人も楽しめる完成度の高いミュージカル

子供向けと侮るなかれ。かなりの完成度とストーリー展開のおもしろさはさすが。もともとがミュージカル映画なので、映画のファンにもミュージカルファンにも楽しめる内容になっている。特筆すべきはBertの俳優さんで、踊りも歌も映画のイメージをそのまま受け継いだ感じですばらしかった。ちなみに、子役の女の子が漫才師の西川きよしに似ていたことや、私の席が一番前だったので後ろの方やタップダンスの足下が見えなかったことはおいといても、なかなかのできだったと思います。もひとつちなみに、私の席はオーケストラピットの真ん前だったので、ベースの人が暇なときに本を読んだり、ピアノのひとがSudoku(数独)をしたりしているのを見るという別の楽しみもありました。いずれにせよ、2時間ノンストップって感じで実に楽しめました。おすすめです。

Nutcracker (Royal Ballet):個人的には過去最高のくるみ

バレエ「くるみ割り人形」は日本でも海外でもけっこう観ているのですが、間違いなくこれまででベストのくるみでした。ダンスはソリストからコールドに至るまでびしっと決まったこれぞロイヤルという踊り。またくるみというと、ストーリーらしきは最初の一部分で、あとはソリストたちの好き勝手で最後にどたばたとまとめて終わりっていうイメージだったのですが、ロイヤルのくるみはクララをソロの踊りにいろいろ参加させたり、王子に恋心を感じさせたりとちょっと「アダルト仕様」。それがストーリーにメリハリをつけて非常に上手に仕上げられていたと思います。

クララ役のプリンシパルの女の子(名前忘れた)はしっかりした踊りの中にかわいらさも見せ、非常に上手でした。王子役のプリンシパルの男性も実に力強い踊りで上手でしたねえ。さすが。そういえば、この前に観たくるみは60歳近い老人がクララを演じてしまうという恐ろしい?!配役だったことを思い出しました。どことは言いませんが、もちろん日本国内の超有名カンパニー。やっぱり若い女の子は若い人が演ずるべきだと思いました。はは。
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by kototora | 2006-01-10 23:11 | gourmet & travel


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