London研究日誌

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2004年 10月 01日

ミシュラン一つ星の「世界一」のブイヤベース - 今年の夏の思い出(2)

10月に入って名実ともに秋になったジュネーブです。かなり時季はずれになってしまいましたが、今年の夏の思い出の第二弾です。第一弾はこちら

今年の夏、我が家はなんと南仏に3回行きました。しかも車で。ジュネーブから南仏まではざっと片道700kmですから、この3回の往復だけで4000km以上。いやーけっこう走ったもんです。我々のお目当ては、きれいな海と美味しい料理!海の話はまた次回にするとして、今日は南仏ならではの美味しいレストランをご紹介します。美味しいものが大好きな我が家は今年南仏でミシュラン星付きのレストランに。。。えーと、4軒行ったのですが、そのうちの一つ。

皆さん、ブイヤベースってどういった料理を想像されますか?私のイメージは、魚貝類のごった煮。お皿からはみ出さんばかりの貝殻やら魚の骨、エビと格闘して疲れ果てた後にスープをちょっと飲む料理ってイメージでした。これって食べにくくないですか?その食べにくさがネックで、個人的にはそれほど好きな料理ではありませんでした。とはいえ、南仏=美味しい魚!=ブイヤベース!!という非常に短絡的な思考からレストランを探しまくって、見つけました。ミシュラン一つ星のレストラン「Restaurant de Bacon」の「世界一」と評判のブイヤベース。以下、我々の感想です。

Restaurant de Bacon
phone: + 33 (0)4 93 61 50 02
Boulevard de Bacon,06000 Cap d'Antibes, France

b0020299_1292863.jpgレストランから道路一本隔てた向こうは一面の地中海で、美しい夕焼けと日が暮れた後のニースの街の明かりをみながらテラス席で食事できるという信じられないほど絶好のロケーション。このロケーションだけで終わらずこれ以上にすばらしい料理を出すのがこのレストランのすごいところで、「世界一」と評判のブイヤベースは。。。最高でした。魚貝類から抽出したと思われる濃縮なスープには骨一つ、殻一つはいっておらず、スープだけだと味は濃厚だが意外にもさらっとした感じでどろどろしていない。そのスープに別に調理したと思われる様々な種類の魚の切り身とジャガイモが入っており、おいしさがスープに溶け出すことないが、一方でスープとマッチして非常に美味。

で、これだけでも充分美味しいのですが、さらに大きめのクルトン(というか相当細いフランスパンを薄切りにしてカリカリに焼いたもの)に生ニンニクをすり込み、さらにアイオリソースを乗せてからスープにつけると、さらっとしたスープが実に複雑で深みのある味に大きく変わる。これは。。。すごいっす。このためだけに遠路はるばる食べに来る価値はある!断言できます。超満腹になるまで止まりませんでした。

あと、前菜のお刺身やら魚のソテーなど、味付け、鮮度とも最高でした。客層もコートダジュールっぽい妙にぎらぎらしたお金持ちというよりも、地元の名士が食べることを楽しみに来ましたって感じで非常に好感触でした。唯一の難点は、サーヴするスタッフが少な目で、いろんな注文がかなり待たされたことぐらいでしょうか。総体的には、すごーくおすすめです。場所はニースとカンヌの間の港町、Antibesの岬の先っぽのあたり。車でないとちょっとつらいかも。あと、駐車場にはベンツやらBMWがずらりと並びますので、それなりに良い車で行った方が良いかもしれません。我が家は薄汚れたドイツの「農民の車」で平然と行きましたが。。。はは。

そうそう、このレストランに二度も行ったのですが、あまりの美味しさに二度ともブイヤベースの写真を撮るのを忘れました。ごめんなさい。次回は是非。
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by kototora | 2004-10-01 02:49 | gourmet & travel


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