London研究日誌

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2005年 01月 05日

Tsunami

このブログはお気楽生活日記を主目的としており、なるべく仕事関係の話を少なくしようと思っています。ま、時々仕事の話を掲載していますけどね。しかし、見習いとはいえ国際機関の職員ですので、今回の地震&津波についてお話しすべきだと思います。

まさに未曾有の被害となった今回の地震&津波。我が機関は援助の実行部隊として津波の当日から被害にあった各国への様々な対応を開始しました。特に、こういった自然災害を含めた大災害に対応する部署は、被災当日から援助体制の確立、補給物資の確保と提供のための様々なロジ、さらに援助に必要な資金の確保、などでフル稼働。また、ジュネーブや地域事務所、さらに各国に駐在している職員を現場に送り込み、他の国際機関、各種援助団体(NGO)、さらに当該国の政府とともに、状況の把握と援助の方針、さらに復旧プランなどについて協議、決定をして実行に移しています。

昨日、この災害対応の部署の中間報告がランチタイムセミナーとしてありました。おそらくジュネーブ本部の職員の相当数が参加したと思います。会場の椅子ではとても足りず、立ち見の人や床に座って発表を聞く人もいるぐらい、大会議場はまさに立錐の余地無し。

今回は主にスリランカにおける活動の報告で、当該部署の、偶然でしょうがスリランカ人の職員からの発表で、被災の瞬間から今日にいたるまでの状況と彼らの活動内容を、プロフェッショナルとして淡々とかつ正確に発表されました。また、被災の翌日には現地入りしたそうで、被災地の生々しい現状の写真も何枚か紹介されました。彼らの活動はそのスピードと内容の充実の両面で大変素晴らしいものでしたが、特に単に目先の援助をするのではなく、将来の復旧を見据えた活動をすでに展開していた点は、個人的には特筆すべきだと思いました。最近いろんな意味でダメダメな面が目につく我が組織ですが、久々にきらりと光るものを見た気がします。発表を終えた当該部署の部長とスリランカ人の彼女に対して、満員の会場から大きな拍手があったのは当然だと感じました。

なお、私の知人及び我が組織ではとりあえず被災者はいまのところいない様子。ただ、私の同僚が婚約者の故郷の南インドにこの休暇で行っており、クリスマス後は南インドを旅行しているはず。いまのところ連絡はなく、ちょっと心配です。被災していなければ良いのですが。あと、昨日会った日本人職員の方ですが、まさに年末年始にプーケットに行こうと思っていたらしいのですが、諸般の事情で直前になってエジプト・紅海に変更したとのこと。変更しなければ被災したかもとおっしゃっていました。皆さんの身近で被災された方がいないことをお祈りしています。

追記:インド旅行をしていた私の同僚、無事でした。でも、被災地の一つマドラスにいたとのことで、現場を目にしたそうです。被災した方の多くが貧しい漁師の方々とか。。。しばらくビーチには行きたくないそうです。

もひとつ追記:日本滞在中に家族や知人たちから、国際機関の職員だったらこんなところで遊んでないですぐに帰らなきゃいけないんじゃない?と言われましたが、残念ながら部署が違いますし、呼び出しを受けるほど偉くも無いのです。。。本当に残念なんですが。
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by kototora | 2005-01-05 14:39 | work


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