2004年 12月 13日

エスカラード!

以前から予告していたジュネーブの冬のお祭り「エスカラード」(l’Escalade)に行って来ましたのでそのご報告です。

まず、エスカラードって何?という方のために歴史のおさらい。1602年、サヴォワとの独立をかけた戦いにジュネーヴ市民が一丸となって勝利したそうなのですが、なんでもジュネーブに侵攻すべく城砦を上って来た敵兵に対して、ジュネーブのロワイヨームというおばさんがスープ鍋をひっくり返して撃退したのだそうです。この勝利を祝う歴史的なお祭りがエスカラードで、毎年12月第2土日に開催されます。ちなみにこの話、実際に起こった実話だそうで、ロワイヨームおばさんの末裔という人たちが昨年新聞に出ていました。

実際のお祭りでは、たいまつ行列やら鼓笛隊やら様々なアトラクションがあり、ジュネーブの旧市街はまさにお祭り一色、華やかな雰囲気になります。また逸話にちなんで、学校や保育園では12月に入ると野菜スープが振る舞われたり、鍋の形のチョコ(Marmitte)が売られてお祭りを盛り上げます。

b0020299_332108.jpg で、今年の我々ですが、まずは先週から鍋の形のチョコ・マーミットを買い始めました。ちなみに、こんなのです。これは旧市街のチョコ屋さんで買ったもので、けっこう小さめ。なかにマジパン細工の野菜やアメ(写真右下の黄色と赤色のやつ、なぜかかんしゃく玉のようにぱーんと爆発する仕掛け)が入っています。マジパンは私はあまり好きではないのですが、鍋の形のチョコはなかなか美味です。なお、大きさは様々で、直径30cm以上、数百フランもする巨大マーミットから、直径2~3cm、10フラン程度の小さなものまで。写真のはたしか20フランぐらいだったと思います。

さて、昨日の土曜に旧市街に行って来ました。ジュネーブ旧市街のいたるところで、仮装した人たちと我々のように普通の人たちで大混雑。広場では様々なアトラクションが行われていました。写真は仮装した騎馬隊と市庁舎近くを行進する鼓笛隊、さらに広場での槍のパフォーマンスです。また、写真はうまく撮れませんでしたが、火縄銃の試射もあり、これがまたすごい大音響で死ぬかと思いました。っていうか、去年も同じ出し物を見て大人ですら鼓膜がびりびりして死にそうになりましたし、下の娘は泣きまくり。今年も同じだったなあ(←学習しろよ)。

b0020299_443254.jpgb0020299_4104981.jpgb0020299_424383.jpg












b0020299_421114.jpgお祭りと言えば屋台。ということで、買い食いのご報告も。まずは、焼き栗。これはお祭りに限らずジュネーブ、というかヨーロッパの冬の風物詩ですよね。でも、場所によってけっこうお店の雰囲気が違うように思います。例えばパリはドラム缶みたいなの一つで栗を炒って売っているように思いますが、ジュネーブでは写真のように立派な小屋で大規模に売るのが特徴です。私はそれほどでもありませんが、栗フェチの妻と子供達は栗屋をみつけるときゃあきゃあ言って買います。今年もすでに3回目の栗、美味しくいただきました。

b0020299_4344423.jpg続いて、ホットワイン(Vin Chaud)。これもヨーロッパの冬の風物詩ですね。これは赤ワインに薬味?スパイス?を入れて熱燗したもの。寒い町中を歩いて冷え切った時に飲むホットワインはなかなかです。でも、ちょっと薬臭い?ので、慣れが必要かもしれません。さらに、エスカラードですから、野菜スープも。特にジュネーブ市庁舎の前の武器博物館?では大規模なスープ売り場が開設され、人々に振る舞われていました。美味しかったあ。エスカラードの野菜スープはまさにごった煮なんですが、大根やカブが入っていることもあります。で、これらホットワインと野菜スープは可愛い陶器に入れて売ってくれます。もちろん、器が必要なければ紙コップで買うこともできますし、返却していくらかのお金を戻してもらうこともできるのですが(ドイツ語圏のクリスマスマーケットと同じシステムですね)、記念ものに弱い我々、しっかり持って帰りました。写真左の大きなほうがスープ用の器、右がホットワインが入っていました。

ジュネーブでは、このエスカラードが終わると本格的なクリスマスシーズンになります。ちなみに、我が家は今年は日本に帰るので、もみの木は飾らないことにしましたのでちょい寂しい感じ。ま、しょうがない。そのぶん、日本のど派手なクリスマスを楽しみたいと思います。そういえば、今度の土曜には日本に向けて飛び立つ予定。うわー、仕事やもろもろ終わるんだろうか。頑張らねば。
[PR]

by kototora | 2004-12-13 04:52 | life in Geneva


<< 休暇前のもう一山      オニババ化する女たち >>